結論から言うと、2026年10月9日23時30分よりフジテレビ「ノイタミナ」枠で放送開始となるTVアニメ『ホタルの嫁入り』で、愛が重すぎる殺し屋・後藤進平(ごとう・しんぺい)の声を担当するのは声優の内山昂輝さんです。
しかもこれは単なる続投ではありません。
2026年9月6日に行われた先行上映会で、TVアニメ版では改めてオーディションを経て内山さんが選ばれたことが明らかになりました。
「あの声、どこかで聞いたことがある」——そう感じた原作ファンも多いのではないでしょうか。
実は内山さんが進平を演じるのは、今回のTVアニメが初めてではありません。
この記事では、後藤進平役の内山昂輝さんがいつからこの役を演じてきたのか、TVアニメでも改めて選ばれた経緯、放送情報、そして内山さんのプロフィールまで丁寧に整理してお届けします。
『ホタルの嫁入り』はいつ・どこで放送?基本情報を先に確認
TVアニメ『ホタルの嫁入り』は、2026年10月9日23時30分より、フジテレビ「ノイタミナ」枠で放送がスタートします。
原作は橘オレコさんによる少女漫画で、殺し屋という非日常の職業に生きる青年と、令嬢の令嬢の駆け引きから始まる濃密な恋愛劇です。
進平は天女島で生まれ、殺しを生業として生きてきた青年。
三枝から桐ヶ谷紗都子(きりがや・さとこ)の殺害を依頼されますが、紗都子から「私と結婚すれば全てが手に入る」ととっさの嘘を持ちかけられたことで、2人の関係が大きく動き出します。
好きになった相手には一途である一方、嫉妬心も強く、紗都子への「愛が重すぎる」ところが最大の特徴です。
TVアニメ版では、桐ヶ谷紗都子役をLynnさん、後藤進平役を内山昂輝さんが演じることが2026年3月25日に正式発表されました。
この発表を見て「やっぱり内山昂輝さんだったか」と納得した原作ファンも少なくなかったはずです。
なぜなら内山さんは、アニメ化がまだ影も形もなかった時期から、すでに進平の声を担当していたからです。
内山昂輝が後藤進平を演じ始めたのはいつ?ボイスコミックからの軌跡
内山さんが初めて後藤進平を演じたのは、2023年に公開されたボイスコミック版でした。
原作コミックス第1巻が発売された2023年6月19日、原作の出版元である小学館の「フラワーコミックスチャンネル」でボイスコミックが公開され、この時点でのキャストは桐ヶ谷紗都子役に石川由依さん、後藤進平役に内山昂輝さんという顔ぶれでした。
内山さんはこのとき、原作を読んで進平を「登場時からとても強烈なキャラクター」だと感じたとコメントしています。
物語が進むにつれて進平の印象がどんどん変化していくため、その複雑なキャラクター性をどう表現するか考えながら収録に臨んだそうです。
この発言は、現在のTVアニメ版で内山さんが語っている進平像にもつながる、興味深いエピソードだと感じます。
さらに2023年9月12日、コミックス第2巻の発売に合わせてTVCMとPVが公開されましたが、ここでも進平役は内山さんが続けて担当しました。
小学館も、第1巻時のボイスコミックに「引き続き」内山さんが進平を演じたことを発表しています。
つまり時系列を整理すると、次のようになります。
- 2023年6月:ボイスコミックで進平役デビュー
- 2023年9月:第2巻TVCM・PVでも続投
- 2026年3月:TVアニメ版キャスト正式発表
- 2026年10月:TVアニメ放送開始(フジテレビ「ノイタミナ」枠・23時30分〜)
内山さんは実に3年以上にわたって、後藤進平という役に向き合い続けてきたことになります。
TVアニメ版はオーディションで再選出された事実とその背景
ここで気になるのが、「ボイスコミックで演じていたから、そのままTVアニメでも自動的に続投したのでは?」という点です。
しかし実際はそう単純な話ではありませんでした。
2026年9月6日に行われたTVアニメ『ホタルの嫁入り』第1〜3話の先行上映会の公式レポートによると、内山さんはボイスコミック版に引き続き、改めてオーディションを経て後藤進平役に抜擢されたことが明かされています。
つまり過去に演じていた実績があったから自動的に決まったわけではなく、TVアニメ版では新たな選考プロセスを経て、あらためて内山さんがこの役に選ばれたということです。
具体的な選考理由そのものは公表されていません。
ただし先行上映会では、内山さんが「複雑なキャラクターである進平のアフレコは難しい仕事になると思っていた」と振り返る一方、スタッフから演技について「ピッタリ!」という言葉をもらったことを明かしています。
さらに原作者・橘オレコさんも、TVアニメのアフレコに立ち会った際、Lynnさんと内山さんの声を聞いて「まるで二人が実在するかのようなイメージ通りの声で驚きました」とコメントしています。
このコメントは、先行上映会にあわせて公開された公式のイベントレポートで紹介されたものです。
「繊細かつ芯がある紗都子と、色気と子供っぽさを兼ね備えた進平が映像と共に頭に流れ込んできて、もったいなくてこれ以上見たくないという複雑な感情になりました」とも語っており、制作陣の期待の高さがうかがえます。
選考理由そのものは明らかにされていないものの、内山さんの演じる進平が、アニメ制作スタッフや原作者のイメージにしっかりと合致していたことは、これらのコメントから十分に読み取れます。
ボイスコミック版とTVアニメ版、キャストは何が変わった?
ここまでの内容を整理すると、進平役とヒロイン役では扱いに違いがあることが分かります。
- 後藤進平役:ボイスコミック版(2023年)→内山昂輝さん、TVアニメ版(2026年)→内山昂輝さん(続投)
- 桐ヶ谷紗都子役:ボイスコミック版(2023年)→石川由依さん、TVアニメ版(2026年)→Lynnさん(交代)
つまり進平役は一貫して内山さんが演じ続けている一方、紗都子役だけがボイスコミックからTVアニメで変更されています。
なぜ紗都子役だけが変更されたのか、その理由についての公式からの詳しい説明は、現時点で確認できていません。
ここは推測で断定せず、「なぜ変わったのか」よりも「TVアニメでLynnさんがどんな新しい紗都子を作り上げるのか」に注目したいところです。
内山昂輝のプロフィールと代表作は?後藤進平役に至るまでの実績
内山昂輝さんは1990年8月16日生まれ、埼玉県出身の声優・俳優です。
子役として芸能活動をスタートし、その後声優としても数多くの人気作品に出演してきました。
代表的な出演作には、次のような作品が挙げられます。
- 『僕のヒーローアカデミア』死柄木弔役
- 『ハイキュー!!』月島蛍役
- 『呪術廻戦』狗巻棘役
クールな役柄から複雑な内面を抱えたキャラクターまで、幅広いタイプの役を演じ分けてきたのが内山さんの持ち味です。
特に死柄木弔や月島蛍のように、一筋縄ではいかない心理描写を求められる役を数多く手がけてきた経歴を踏まえると、『ホタルの嫁入り』の後藤進平のような「狂気」と「一途な愛情」が同居する複雑なキャラクターは、内山さんのキャリアの延長線上にあるとも言えそうです。
桐ヶ谷紗都子役はLynn!スタッフ陣のコメントから見える進平像
TVアニメ版で桐ヶ谷紗都子を演じるのはLynnさんです。
Lynnさんは『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の恋雪役や、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のミオリネ・レンブラン役などで知られています。
Lynnさんは本作への出演にあたり、「原作を読んだとき、命を、成し遂げたい夢を、自分の想いを諦めない紗都子の姿に心惹かれました」とコメント。
「狂気と純粋さを真っ直ぐぶつける進平に心奪われました」とも語っており、共演相手である進平というキャラクターの魅力についても触れています。
ヒロイン役の声優自身がここまで進平というキャラクターに言及するのは、それだけ物語の中で進平の存在感が大きいことの表れとも言えそうです。
制作陣にも触れておくと、音楽はNOGRIDさんが担当し、シリーズ構成・脚本は柿原優子さんが手がけています。
NOGRIDさんは音楽制作を通して物語の情感を補強する立場、柿原優子さんは原作の複雑な心理劇をアニメの尺に落とし込む脚本の要となる立場です。
NOGRIDさんは「進平の気持ちには強く共感している」とコメントしており、音楽面からも進平というキャラクターの感情がどう補強されるのか、放送を楽しみにしている読者も多いはずです。
内山昂輝が演じる進平は「狂気」と「可愛らしさ」も見どころ
2026年9月6日の先行上映会では、放送に先駆けて第1話から第3話までが上映されました。
Lynnさんはこの場で、進平の狂気的な部分だけでなく、可愛らしい部分もしっかり描かれていることを紹介しています。
内山さん自身も、音響効果が加わったことで「想像以上にホラーになっていた」と語り、アニメ化ならではの魅力を感じたことを明かしました。
進平といえば、殺し屋としての恐ろしさと、紗都子に向ける一途すぎる愛情のギャップこそが最大の魅力のひとつです。
実際、フジテレビが公開した第二弾ティザーPVでは「俺、ちょっと愛が重いけど幸せにするよ」という進平の印象的なセリフが使われており、狂気と純愛が交錯する物語の幕開けが映像として描かれています。
ボイスコミック時代から進平の「複雑なキャラクター性」を意識して演じてきた内山さんが、映像・音楽・音響の加わったTVアニメでどんな進平を見せてくれるのか、放送前から期待が高まる部分です。
考察:内山昂輝の「オーディション再選出」が持つ意味とは
ここからはアニメライターとしての筆者の見解を述べたいと思います。
個人的に今回の一件でもっとも興味深いのは、「ボイスコミックで演じていたから続投」という単純な図式ではなく、TVアニメ版で改めてオーディションが行われ、その上で内山さんが選ばれたという事実です。
声優の世界では、メディアミックス展開の初期段階(ボイスコミックやPVなど)で声を担当したキャストが、TVアニメ化の際にそのまま続投するケースも少なくありません。
制作側にとっては、すでにファンの間で定着したイメージを引き継げるというメリットがあるためです。
一方で、原作コミック連載時のボイスコミックやCM映像のキャストと、TVアニメのキャストがあえて分けて設計される作品も一定数存在します。
制作規模や放送形態が変わるタイミングで、映像・音響のクオリティに合わせてキャストを見直すという判断は、業界内では決して珍しいことではありません。
その意味で『ホタルの嫁入り』が採った「オーディション再選出」というプロセスは、内山さんの実績に胡座をかかず、TVアニメという新しいフォーマットにふさわしい進平像をゼロベースで探した結果だと、筆者としては捉えています。
つまり内山さんの起用は「惰性の続投」ではなく、「実力での再選出」だったと言えるのではないでしょうか。
この視点に立つと、スタッフからの「ピッタリ!」という評価や、原作者・橘オレコさんの「まるで二人が実在するかのよう」という言葉の重みも変わってきます。
これらは単なる社交辞令ではなく、複数の候補と比較検討された上での評価だからこそ、説得力を持つのだと筆者は感じます。
また進平というキャラクターは、いわゆる「殺し屋×重すぎる愛情」というジャンルの系譜に連なる存在だと筆者は見ています。
近年のアニメ市場では、暗殺者や殺し屋という非日常の職業と、恋愛対象への過剰な独占欲や執着を掛け合わせたキャラクターが、少女漫画・女性向けコンテンツを中心に一定の支持層を持つジャンルとして定着しつつあります。
たとえば『SPY×FAMILY』の暗殺者・黄昏(ロイド)は、任務としての冷徹さと、家族に対する不器用な愛情の間で揺れ動く姿が魅力のひとつでした。
殺し屋という非日常の職業を背負いながら特定の相手に強い感情を向けるという構図は、『リコリス・リコイル』の錦木千束と井ノ上たきなの関係性にも通じるものがあると筆者は感じています。
こうしたキャラクターの説得力を左右するのは、単なる「怖さ」ではなく、恐ろしさと純粋さの振れ幅をどれだけ自然に演じ分けられるかという点です。
進平というキャラクターは、殺し屋としての冷徹さと、紗都子に対する重すぎる愛情という、相反する二つの側面を同時に成立させなければならない難役です。
内山さんがこれまで演じてきた死柄木弔や月島蛍のように、内に複雑な感情を抱えたキャラクターを丁寧に積み上げてきたキャリアは、この役を任せる上での大きな説得材料になったと考えられます。
もちろん公式が選考理由を明かしていない以上、これはあくまで筆者の推測にとどまります。
ですが実績とキャラクター類型との相性という観点から見ても、納得感のあるキャスティングだと筆者は感じています。
今後は、音楽をNOGRIDさんが手がけ、シリーズ構成・脚本を柿原優子さんが担当するという座組みの中で、内山さんの演技がどのように映像と音響に溶け込んでいくのかにも注目したいところです。
まとめ:後藤進平役の内山昂輝は2023年から積み重ねてきた実力派キャスティング
TVアニメ『ホタルの嫁入り』は、2026年10月9日23時30分よりフジテレビ「ノイタミナ」枠で放送開始。
後藤進平の声を担当するのは、内山昂輝さんです。
内山さんは2023年公開のボイスコミックですでに進平役を演じ、同年9月の第2巻TVCM・PVでも続けて同役を担当していました。
そして2026年のTVアニメ版では、単純な続投ではなく、改めてオーディションを経て後藤進平役に選ばれています。
具体的な選考理由は公表されていないものの、スタッフからの「ピッタリ!」という評価、原作者・橘オレコさんの「イメージ通り」というコメントからは、内山さんの演技が制作陣の描く進平像にしっかりと合致していたことがうかがえます。
2023年から進平を演じ続けてきた内山さんが、映像・音楽・音響の揃ったTVアニメでどんな後藤進平を作り上げるのか、放送開始が待ち遠しいところです。
なお放送日時やキャスト情報は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトや公式SNSで確認することをおすすめします。
よくある質問
ホタルの嫁入りの後藤進平役は誰ですか?
声優の内山昂輝さんです。2023年公開のボイスコミック版から進平役を演じており、TVアニメ版でもオーディションを経て同役に選ばれています。
ホタルの嫁入りはいつ・どこで放送されますか?
2026年10月9日23時30分より、フジテレビ「ノイタミナ」枠で放送が開始されます。
内山昂輝は他にどんな作品に出演していますか?
『僕のヒーローアカデミア』の死柄木弔役、『ハイキュー!!』の月島蛍役、『呪術廻戦』の狗巻棘役などが代表的な出演作です。



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