『薬屋のひとりごと』3期は、原作小説なら第5巻から、サンデーGX版漫画なら第20巻・第85話前後からが目安です。
ただし、漫画は2種類あるため注意が必要です。
サンデーGX版は3期の内容をすでに大きく先取りできる一方、ビッグガンガン版は2026年9月時点で原作小説4巻のクライマックスまでとなっています。
アニメ第3期は2026年10月2日(金)よる11時から、日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」枠で放送開始。
公式発表では、謎の仙女・白娘々(パイニャンニャン)を上田麗奈が演じ、オープニングテーマにはヨルシカ「雲を抜け風下へ私だけ」が決定しています。
この記事では、「3期の続きを原作で読みたいなら何巻・何話からなのか」を最優先に、小説・サンデーGX版・ビッグガンガン版を分けて整理します。
なお、漫画の「何巻から?」については、単純に数字だけを見るとかなり混乱します。
特にサンデーGX版では、第85話が20巻に収録されているため、「85話=21巻前後」という古い情報は修正して見る必要があります。
- 「薬屋のひとりごと」3期は原作の何巻から?結論を先に
- 漫画で3期の続きを読むなら、どちらの版がいい?
- 「薬屋のひとりごと」3期の漫画は何話から?20巻・21巻・22巻の違い
- そもそも3期はどんな内容?放送情報とあらすじをおさらい
- 白娘々は何者?3期で注目したい新キャラクター
- なぜ「原作5巻・サンデーGX版85話付近」なのか
- 単行本は何巻から買えば3期の内容が読める?【2026年9月最新】
- 1期・2期・3期の対応を整理するとどうなる?
- 考察①:巻数の進み方から見える「薬屋のひとりごと」のアニメ化方針
- 考察②:ビッグガンガン版とサンデーGX版の「進行差」は悪いことなのか?
- 考察③:3期で猫猫と壬氏の関係はどう変わる?
- 劇場版『薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』も2026年冬に公開
- 3期を先に漫画で読むか、アニメで初見を楽しむか
- まとめ
- よくある質問
「薬屋のひとりごと」3期は原作の何巻から?結論を先に
結論を一覧にすると、2026年9月時点では次のように考えるのが分かりやすいです。
| シーズン | 原作小説 | サンデーGX版(漫画) | ビッグガンガン版(漫画) | 放送時期 |
|---|---|---|---|---|
| 1期 | 1〜2巻 | 1巻〜8巻途中付近 | 1巻〜8巻途中付近 | 2023年10月〜2024年3月 |
| 2期 | 3〜4巻 | 8巻途中〜20巻付近 | 8巻途中〜17巻 | 2025年1月〜7月 |
| 3期 | 5巻〜 | 第85話・20巻付近〜 | 未到達 | 2026年10月2日〜 |
まず原作小説については、3期のスタート地点は第5巻と考えてよいでしょう。
実際にヒーロー文庫の第5巻紹介では、子の一族の反乱後、玉葉妃が正室となり、壬氏が皇弟として政務を行うようになる流れから、都の不穏な空気、蝗害への不安、西都への旅までが描かれることが明記されています。
つまり、2期まで見終えた人が「次は原作小説のどこを読めばいい?」と考えた場合、第5巻から読むのが最も分かりやすい選択です。
一方、漫画版は話が少し複雑です。
サンデーGX版は原作小説の内容をかなり細かく漫画化しているため、小説の巻数と漫画の巻数が1対1にはなりません。
さらに2026年9月現在、サンデーGX版は22巻まで配信・刊行済みで、22巻には「白い髪、赤い目をした“仙女”」をめぐるエピソードが収録されています。
このため、漫画で3期の内容を先取りしたいなら、サンデーGX版の20巻・第85話前後から読み始めるのがひとつの基準になります。
ただし「アニメ3期の冒頭と漫画の第85話が完全に1対1で対応する」という意味ではありません。
アニメは原作のエピソードを再構成することがあるため、3期をより確実に楽しみたいなら、第85話付近から少し余裕を持って読み直すのがおすすめです。
漫画で3期の続きを読むなら、どちらの版がいい?
『薬屋のひとりごと』には、同じ原作小説をベースにした大きく2種類の漫画版があります。
ひとつは、ねこクラゲ先生が作画、七緒一綺先生が構成を担当するビッグガンガン版。
もうひとつは、倉田三ノ路先生が作画を担当するサンデーGX版『薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜』です。
どちらも原作は日向夏先生、キャラクター原案はしのとうこ先生ですが、漫画としての構成や進行ペースは同じではありません。
ここを理解しておかないと、「17巻まで出ているなら、サンデーGX版の22巻より先じゃないの?」という、ちょっとした数字の罠にハマります。
サンデーGX版は3期の先まで読める
サンデーGX版では、第85話「趙迂」が2025年1月に掲載されており、単行本では20巻に収録されています。
その後も連載は進み、2025年には第94話「白娘々」が登場しました。
この第94話では、都に現れた見世物の一座と、白い髪と赤い目を持つ“仙女”・白娘々が描かれています。
しかも、この白娘々はアニメ第3期で上田麗奈が演じるキャラクターです。
つまり、漫画を先に読んでいる読者にとっては、アニメ放送前から3期の重要人物を知っていたということになります。
これはかなり面白いポイントです。
アニメ公式発表でも、白娘々は「正体も目的もベールに包まれている」謎の少女として紹介されています。
原作を先に読む場合、アニメで初めて彼女を見るのとは違い、「このキャラクターをどう演出するんだろう?」という制作側への興味も生まれます。
そして2026年6月18日には、サンデーGX版の最新刊22巻が発売されました。
小学館の公式電子コミックストアによると、22巻には夜の都に現れた見世物の一座と、白髪・赤い目をした“仙女”の噂、さらに皇弟として人前に出るようになった壬氏から猫猫へ届く文などが収録されています。
つまり2026年9月現在、サンデーGX版は3期の物語をかなり先まで読める状態です。
「アニメより先に知りたい!」という人には、こちらが最短ルートになります。
ただし、無料で読める話数やキャンペーンは時期によって変わります。
公式アプリ・電子書店などを利用する場合は、その時点の配信条件を確認してください。
ビッグガンガン版は17巻でも3期にまだ入っていない
一方、ビッグガンガン版は2026年7月24日に最新17巻が発売されています。
ここだけ見ると「17巻も出ているなら、当然3期の範囲まで進んでいるのでは?」と思いますよね。
ところが、そうではありません。
スクウェア・エニックス公式の17巻紹介には、17巻が「『砦編』完結、原作小説第4巻のクライマックスを収録」と明記されています。
これは非常に重要な一次情報です。
つまり、2026年9月時点のビッグガンガン版は、漫画の巻数としては17巻まで進んでいても、原作小説の物語としては第4巻の終盤。
3期の基準となる原作小説第5巻には、まだ本格的に入っていません。
したがって、「ビッグガンガン版は17巻から3期」ではありません。
むしろ2026年9月時点では、「17巻まで読んでも、まだ2期の終盤にあたる」と理解しておくほうが正確です。
スクウェア・エニックス公式ページでも17巻の発売日は2026年7月24日と確認できます。
このズレが、『薬屋のひとりごと』の「3期は漫画何巻から?」という検索で混乱を生む最大の原因です。
漫画は「巻数が大きい=原作の先まで進んでいる」とは限りません。
別出版社・別コミカライズなら、同じ17巻でも描いている原作範囲がまったく違う。
ここは『薬屋のひとりごと』を追いかけるうえで、かなり大事なポイントです。
「薬屋のひとりごと」3期の漫画は何話から?20巻・21巻・22巻の違い
では、具体的に「漫画を買うなら何巻?」をもう少し掘り下げます。
まずサンデーGX版について、現在確認できる話数と単行本の関係を整理すると、次のようになります。
- 第85話「趙迂」=20巻
- 第94話「白娘々」=22巻
- 2026年には第101話「盗賊」なども公開
- 2026年9月時点で単行本は22巻まで刊行
第85話は2025年1月掲載で、20巻に収録されています。
一方、第94話「白娘々」は22巻に収録されています。
ここから分かるのは、「3期=21巻から」と単純に決め打ちするのは正確ではないということです。
過去の情報では「85話以降・21巻前後」とされることもありましたが、最新の公式・掲載情報を照合すると、第85話は20巻収録です。
検索記事としては、この違いをそのままにしておくと読者が「20巻を買うべきなの?21巻なの?」と迷ってしまいます。
そこで、購入目的別に考えるのがいちばん分かりやすいでしょう。
3期の入口から漫画で追いたい人
サンデーGX版20巻・第85話付近から。
アニメ3期の物語へ向かう流れを最初から確認したいなら、このあたりから読むのが目安です。
3期の展開をかなり先まで知りたい人
サンデーGX版22巻まで。
2026年6月18日発売の22巻には白娘々のエピソードが収録されており、アニメ3期で注目されるキャラクターを漫画で先取りできます。
ビッグガンガン版で追いたい人
17巻まで読んでも、3期にはまだ到達していません。
17巻は原作小説4巻のクライマックスを収録しているため、3期の第5巻にはまだ届いていないからです。
ここは「漫画版なら何巻?」という質問に対して、版を指定しないと正しい答えが出せない典型例です。
検索すると数字だけが独り歩きしがちですが、「サンデーGX版なのか、ビッグガンガン版なのか」まで指定することが大切です。
そもそも3期はどんな内容?放送情報とあらすじをおさらい
アニメ第3期は、2026年10月2日(金)よる11時から、日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」枠で全国同時放送が始まります。
公式発表では、放送時間は毎週金曜よる11時。放送時間は変更になる可能性があるとも案内されています。
2026年8月15日には第3期の最新PVとキービジュアルが公開され、オープニングテーマがヨルシカの「雲を抜け風下へ私だけ」に決定しました。
さらに、謎の仙女・白娘々(パイニャンニャン)役には上田麗奈が起用されています。
第3期の公式紹介では、国を襲う災害の予兆、人々を惑わす謎の巫女、そして壬氏に課せられた皇弟としての責務が物語の大きな軸になるとされています。
これまでの『薬屋のひとりごと』は、後宮を中心とした閉じた世界で事件が起こり、猫猫が薬学や毒物の知識を使って謎を解いていく構成が大きな魅力でした。
ところが3期では、その舞台が大きく動きます。
後宮だけを見ていればよかった猫猫の視界に、国全体の問題が入り込んでくる。
そして壬氏もまた、「宦官として猫猫の前にいる人物」から、皇弟として政治や国の問題を背負う人物へと立場を変えていきます。
原作小説5巻の紹介でも、子の一族の反乱後に玉葉妃が正室となり、壬氏が皇弟として政を行うこと、そして都に不穏な空気が漂うことが示されています。
つまり3期は、単なる「2期の続き」ではありません。
猫猫と壬氏の物語が、後宮という一つの場所から国全体へ広がっていく転換点と考えると分かりやすいでしょう。
3期のキービジュアルが示す「旅」
第3期のキービジュアルには、朝焼けの空と黄金色に輝く麦畑を進む猫猫と壬氏が描かれています。
これまでの後宮中心のビジュアルと比べると、明らかに「移動」を感じさせる構図です。
公式も第3期を「謎解きの旅」と表現しています。
この「旅」というキーワードは、3期を理解するうえでかなり重要だと思います。
後宮という閉鎖空間では、身分、噂、毒、食事、妃同士の関係など、限られた人間関係から事件を推理できました。
しかし外へ出れば、土地の文化、政治、物流、災害、宗族など、猫猫一人の知識だけでは処理できない問題が増えていきます。
だからこそ、猫猫の「薬屋としての知識」が、これまで以上に大きな意味を持つようになる。
ここに3期ならではの面白さがあります。
第3期の先行上映会も開催
初回放送に先駆けて、2026年9月27日(日)にはTOHOシネマズ六本木ヒルズで第1話・第2話の先行上映会が開催されます。
上映後には、猫猫役の悠木碧、壬氏役の大塚剛央、馬閃役の橘龍丸、趙迂役の藤原夏海が登壇する舞台挨拶も予定されています。さらに全国10会場でライブビューイングも実施される予定です。
アニメ3期の放送開始は10月2日なので、先行上映会はその直前。
「放送まで待てない」というファンにとっては、かなり熱いタイミングです。
白娘々は何者?3期で注目したい新キャラクター
3期で特に注目したい人物が、白娘々(パイニャンニャン)です。
声を担当するのは上田麗奈。
アニメ公式では、白娘々について「正体も目的もベールに包まれている」謎の少女として紹介されています。
サンデーGX版では第94話「白娘々」で、このキャラクターが漫画にも登場しています。
第94話は2025年11月号掲載で、見世物の一座にいる白い髪・赤い目の“仙女”と、彼女が人の心を読むという噂、さらには錬丹術や不老不死の薬を作るという評判が描かれています。
もちろん『薬屋のひとりごと』ですから、「仙女が本当に人の心を読めるのか?」という部分を、そのまま超常現象として受け取る必要はありません。
むしろ猫猫がそこにどういう違和感を見つけるのか、というのが本作らしい楽しみ方でしょう。
個人的には、このキャラクターの存在が3期の「ミステリーとしての薬屋」を象徴していると感じます。
猫猫は、怪しいものを見つけるときに「信じる・信じない」から入るタイプではありません。
まず観察する。
次に条件を整理する。
そして、薬や身体、環境についての知識を使って「本当にそんなことが可能なのか?」を考える。
この姿勢が、華やかな仙女伝説と組み合わさることで、3期ならではの謎解きが生まれます。
なぜ「原作5巻・サンデーGX版85話付近」なのか
ここで、なぜ3期が小説5巻からなのかを整理しておきましょう。
原作小説では、アニメ1期が第1巻・第2巻、2期が第3巻・第4巻という流れで進んできました。
そのため、3期が第5巻から始まるのは非常に自然な区切りです。
しかも第5巻そのものが、子の一族の反乱後から始まり、壬氏の立場の変化、西都への旅、蝗害への不安など、現在発表されている3期の内容と明確につながっています。
つまり、「これまで1シーズン約2巻だったから、たぶん5巻」という推測だけではありません。
第5巻の実際の内容と、アニメ3期公式の紹介内容がつながっていることがポイントです。
漫画については、さらに注意が必要です。
サンデーGX版の第85話は20巻に収録されています。
その後、第94話「白娘々」は22巻に収録されています。
したがって「3期=21巻」と一つの数字だけで覚えるより、サンデーGX版なら20巻・第85話付近から読み始め、22巻まで進めると3期の展開をかなり先まで確認できると覚えるほうが実用的です。
一方、ビッグガンガン版は17巻が原作4巻クライマックス。
ここまで違うと、同じ『薬屋のひとりごと』というタイトルでも「原作のどこまで進んでいるか」は完全に別物です。
単行本は何巻から買えば3期の内容が読める?【2026年9月最新】
2026年9月時点で、単行本の最新状況を整理しておきます。
サンデーGX版
サンデーGX版『薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜』は、22巻まで刊行・配信中です。小学館eコミックストアでもシリーズ22巻まで確認できます。
22巻は2026年6月18日に発売され、通常版に加えてマスキングテープ付き特装版も用意されました。
したがって、
- 3期の入口から読みたい → 20巻・第85話付近
- 3期の展開を先取りしたい → 21〜22巻
- 白娘々の登場まで読みたい → 22巻
という考え方が分かりやすいでしょう。
特に22巻には白娘々をめぐるエピソードが収録されているため、アニメ3期の予習という意味ではかなり重要な巻です。
ビッグガンガン版
ビッグガンガン版は2026年7月24日に17巻が発売されています。
そして公式の17巻紹介には、原作小説第4巻のクライマックスを収録していることが明記されています。
つまり、ビッグガンガン版については、「3期を読むために17巻以降を買えばいい」とは、2026年9月時点では言えません。
18巻以降で第5巻の内容へ進む可能性はありますが、発売時期や収録範囲を現時点で断定するのは避けるべきです。
ここは検索記事でありがちな「次巻ならきっと3期」という予想より、公式に確認できる収録内容を優先したほうが安全です。
読者目線でも、せっかく単行本を買うなら「何巻まで買えば目的の話が読めるのか」は正確に知りたいところ。
数字が大きいから先に進んでいるとは限らない。
これが『薬屋のひとりごと』の漫画版を選ぶときの最大の注意点です。
1期・2期・3期の対応を整理するとどうなる?
ここまでの情報を踏まえると、アニメと原作の関係はかなりシンプルに見えてきます。
1期では、猫猫が後宮に入って薬や毒に関する知識を活かしながら、さまざまな事件を解決していきました。
2期では物語のスケールがさらに広がり、子の一族をめぐる大きな事件へとつながっていきます。
そして3期では、その事件の後を受けて、壬氏が皇弟としての責務を背負うようになる。
原作小説5巻の紹介にも、まさにこの変化が書かれています。
つまり、
1期=猫猫が後宮の謎に向き合う
2期=後宮の事件が国家規模の問題へ広がる
3期=その国家規模の問題を背負った猫猫と壬氏が外の世界へ動く
という流れで見ると、各シーズンの違いがかなり分かりやすくなります。
この視点で見ると、3期の「旅」というキーワードにも納得できます。
単に舞台が変わるだけではありません。
猫猫が扱う「謎」のサイズそのものが変わっていくのです。
考察①:巻数の進み方から見える「薬屋のひとりごと」のアニメ化方針
ここからは筆者個人の見立てです。
『薬屋のひとりごと』のアニメ化で興味深いのは、原作の物語を急いで消費するより、ひとつの章をじっくり映像化する姿勢が見えることです。
アニメという媒体は、原作漫画や小説と違って、音楽、声、色、間、カメラワークまで含めて物語を組み立てられます。
だからこそ、単純に「1話で原作○ページ」という機械的な換算では測れません。
特に『薬屋のひとりごと』は、猫猫の表情や声のトーン、壬氏との距離感など、文字だけでは説明しきれない部分が大きな魅力になっています。
第3期では、監督に筆坂明規氏、副監督に中川航氏、シリーズ構成に長沼範裕氏、キャラクターデザインに中谷友紀子氏、アニメーション制作にOLMが名を連ねています。
これまでの積み重ねがあるからこそ、3期では「どこまで原作を進めるか」だけでなく、「どの場面にどれだけ時間をかけるか」も重要になってくるでしょう。
個人的には、ここが原作ファンにとって一番楽しみなところです。
原作を知っていると、事件の答えそのものは分かっている。
でもアニメでは、「その答えに至るまでの空気」をもう一度楽しめる。
ミステリー作品なのに、犯人探しだけが楽しみではない。
これは『薬屋のひとりごと』の強みだと考えられます。
考察②:ビッグガンガン版とサンデーGX版の「進行差」は悪いことなのか?
ここも個人的な見方を少し。
サンデーGX版とビッグガンガン版で原作の進行速度に差があると、「どちらが正しいの?」と思う人もいるかもしれません。
でも、そもそも両方とも別の漫画作品です。
同じ原作を漫画化していても、ページの使い方や人物の見せ方、場面の切り取り方が違います。
そのため、原作の進行速度が違うこと自体は、優劣とは別問題です。
むしろ『薬屋のひとりごと』は、この違いを楽しめる珍しい作品とも言えます。
サンデーGX版を読めばアニメ3期の先をかなり早く確認できる。
ビッグガンガン版を読めば、同じ物語を別のテンポ・別の漫画表現で追える。
原作小説を読めば、さらに情報量の多い文章世界へ入れる。
「どれが正解?」ではなく、「どの猫猫に会いに行く?」くらいの感覚で選ぶのも悪くありません。
ただし、アニメ3期の続きを今すぐ知りたいという目的だけなら、2026年9月時点ではサンデーGX版が明確に先です。
考察③:3期で猫猫と壬氏の関係はどう変わる?
3期で個人的に注目しているのは、やはり猫猫と壬氏の関係性です。
これまでの二人は、後宮という閉じた場所の中で、壬氏が猫猫に仕事を頼み、猫猫がそれを面倒くさそうに処理する、という絶妙な距離感がありました。
ところが壬氏の立場が変われば、二人を取り巻く状況も変わります。
原作小説5巻では、壬氏が皇弟として政を行うことになり、玉葉妃も正室となっています。
これは単なる肩書き変更ではありません。
壬氏の行動一つひとつに、「国を背負う人間」としての意味が加わってくるからです。
一方、猫猫は猫猫で、権力者になりたいわけでも、政治の中心に立ちたいわけでもありません。
本人としては「面倒なことに巻き込まれたくない」のに、気づけば事件の核心へ進んでいる。
この主人公の性格と、どんどん大きくなる事件の規模とのギャップが、3期ではさらに面白くなると筆者としては考えています。
猫猫にとっては「薬や毒について調べているだけ」でも、周囲から見ると国家規模の問題に触れてしまう。
このズレこそ、『薬屋のひとりごと』の面白さです。
劇場版『薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』も2026年冬に公開
2026年はTVアニメ3期だけではありません。
シリーズ初の劇場版『薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』も展開されるため、ファンにとってはかなり忙しい年になります。
TVシリーズ第3期が10月2日に始まり、その後の2026年12月には劇場版という流れです。
公式ポータルでも、2026年は第3期の放送とシリーズ初の劇場版公開という「新たなステージ」と位置づけられています。
TVアニメだけでも大きな展開なのに、劇場版まで重なる。
『薬屋のひとりごと』を追いかけている身としては、財布と時間の両方に「猫猫、ちょっと待ってくれ」と言いたくなるスケジュールです。
とはいえ、これだけ大きく展開できるのは、それだけ作品への注目が高まっている証拠でもあります。
公式紹介ではシリーズ累計5,700万部突破とも発表されており、国内だけでなく海外からも支持を集める作品へ成長しています。
3期を先に漫画で読むか、アニメで初見を楽しむか
ここは好みが分かれるところです。
ネタバレを気にせず、とにかく先を知りたい人なら、サンデーGX版がおすすめです。
第85話・20巻付近から読み始めれば3期につながる流れを追えますし、22巻まで進めれば白娘々の登場を含む先の展開まで確認できます。
一方で、アニメならではの演出を初見で楽しみたい人は、漫画をあえて読まずに10月2日を待つのも大いにアリです。
特に白娘々については、上田麗奈の声が加わることで、原作や漫画とは違う印象になる可能性があります。
『薬屋のひとりごと』のように「謎そのもの」だけでなく、「どう見せるか」が重要な作品では、初見体験にも価値があります。
そしてビッグガンガン版が好きな人は、無理にサンデーGX版へ乗り換える必要もありません。
ビッグガンガン版17巻は原作4巻のクライマックスまで進んでいるので、こちらは2期までの物語を漫画でじっくり追う版として楽しめます。
「3期の続きを読む」ことと「好きな漫画版を読む」ことは、必ずしも同じではない。
この切り分けをすると、かなり選びやすくなります。
まとめ
『薬屋のひとりごと』3期は、原作小説なら第5巻からが対応範囲です。
原作小説5巻では、子の一族の反乱後、玉葉妃が正室となり、壬氏が皇弟として政を行うようになるなど、3期の大きな流れにつながる内容が描かれています。
漫画については、サンデーGX版なら第85話・20巻付近からが3期の入口として見るべき目安です。
第85話は20巻に収録されているため、「85話=21巻」という情報には注意してください。
さらにサンデーGX版は2026年9月時点で22巻まで刊行・配信されており、22巻では白娘々をめぐるエピソードまで進んでいます。
一方のビッグガンガン版は2026年7月24日に17巻が発売されていますが、原作小説4巻のクライマックス収録です。
そのため、2026年9月時点では3期にあたる原作小説5巻の内容にはまだ到達していません。
そしてアニメ第3期は、2026年10月2日(金)よる11時から日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」枠で放送開始。
オープニングテーマはヨルシカ「雲を抜け風下へ私だけ」、白娘々役は上田麗奈です。
さらに9月27日には第1話・第2話の先行上映会も予定されています。
個人的には、3期の面白さは「原作の何巻をアニメ化するか」だけでは測れないと考えています。
後宮という閉じた世界から、猫猫と壬氏がより広い社会へ踏み出す。
壬氏は皇弟としての責務を背負い、猫猫は薬屋としての知識を武器に、これまでとは規模の違う謎に向き合う。
そこへ白娘々という謎めいた存在まで加わる。
第5巻から始まる3期は、『薬屋のひとりごと』という物語そのものが次のステージへ進む章と見ると、放送開始がさらに楽しみになるはずです。
漫画で先に読むならサンデーGX版、アニメの初見体験を大切にするなら10月2日から放送で追う。
ビッグガンガン版は別のペースで原作4巻終盤までを追っている。
この違いを押さえておけば、「結局、何巻を買えばいいの?」という迷子状態からは抜け出せます。
よくある質問
「薬屋のひとりごと」3期は原作小説の何巻からですか?
第5巻からが目安です。
第5巻には、子の一族の反乱後の壬氏や玉葉妃の立場の変化、西都への旅、蝗害への不安など、3期につながる要素が収録されています。
漫画版は何話・何巻から読めば3期の内容が分かりますか?
サンデーGX版なら、第85話・20巻付近からが目安です。
第85話は20巻に収録されています。さらに2026年9月時点で22巻まで刊行され、第94話「白娘々」など3期に関係する先の展開も読めます。
ビッグガンガン版は17巻まで発売されていますが、17巻は原作小説4巻のクライマックス収録なので、2026年9月時点ではまだ3期の内容に入っていません。
アニメ3期はいつから放送されますか?
2026年10月2日(金)よる11時から、日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」枠で放送開始です。
オープニングテーマはヨルシカ「雲を抜け風下へ私だけ」、白娘々役は上田麗奈。9月27日にはTOHOシネマズ六本木ヒルズで第1話・第2話の先行上映会も予定されています。
サンデーGX版とビッグガンガン版はどちらを読めばいいですか?
3期を先取りしたいならサンデーGX版です。
2026年9月時点でサンデーGX版は22巻まで刊行され、3期で注目される白娘々の登場エピソードも読めます。
一方、ビッグガンガン版は17巻が原作小説4巻のクライマックスまでなので、同じ「薬屋のひとりごと」でも原作の進行度には大きな差があります。
3期の第2クールはいつですか?
第3期は分割2クールで展開され、第2クールは2027年4月から放送予定とされています。
まずは2026年10月2日から始まる第1クールで、猫猫と壬氏の新たな旅を見届けたいところです。


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