アニメ版『ブラックトーチ』のあらすじを紹介|原作との違いもチェック

バトル

『BLACK TORCH(ブラックトーチ)』は、タカキツヨシ氏の同名漫画(集英社・全5巻)を原作に、2026年7月4日からTOKYO MXほかで放送中の忍者バトルアニメで、原作とアニメでは主人公の表記やキャラクター設定の描き込み量に違いがある。

スポンサーリンク

アニメ「ブラックトーチ」原作との違いはどこにある?

まず結論から言うと、原作とアニメの違いは大きく3点に整理できる。

主人公名の漢字表記キャラクタープロフィールの補完情報、そしてエピソードの見せ方(テンポと掘り下げ方)の3つだ。

原作漫画『BLACK TORCH』は、集英社の『ジャンプスクエア』にて2017年2月号から2018年4月号まで連載された。

その後は舞台を『少年ジャンプ+』に移し、2018年4月11日から7月11日まで更新が続き、単行本は全5巻・全19話というコンパクトな構成で完結している。

TVアニメ1クールが12話前後で構成されることが多い点を踏まえると、原作のエピソード数自体はそこまで膨大ではなく、比較的アニメ化に落とし込みやすいボリューム感と言える。

まず表記の違いから見ていくと、Wikipediaの作品項目では主人公の名が「我妻弍郎(あづま じろう)」という表記で紹介されているのに対し、TVアニメ公式サイトでは「我妻弐郎」という表記が採用されている。

読み方はどちらも「じろう」で同じだが、漢字表記にアニメ化にあたっての整理が入っていることがうかがえる。

次にプロフィール情報の補完だが、アニメ公式サイトのキャラクター紹介では、原作の本編描写だけでは分からない設定が明記されている。

たとえば弐郎の誕生日は5月19日、身長は175cm、所属は「公儀隠密局 特務二課」であることが、アニメ版のキャラクターページで新たに公開された。

こうした細かなプロフィール情報は、アニメ化を機に視聴者へ向けて改めて整理・発信された情報という側面が強いと考えられる。


あらすじ:忍者の高校生・我妻弐郎と黒猫・羅睺の出会い

物語の主人公は、忍者の末裔として祖父に育てられた高校生・我妻弐郎。

彼は生まれつき動物と話すことができるという不思議な能力を持ち、粗野で喧嘩っ早い一面もあるが、根は面倒見がよく義理堅い性格だ。

そんな弐郎は、ある日森の中で一匹の黒猫が傷ついて倒れているのを見つける。その名は羅睺。一見するとただの黒猫だが、正体はかつて「黒き凶星」の異名で恐れられた伝説の物ノ怪だった。

Wikipediaの作品情報によれば、羅睺はもともと人型の姿をしていた存在で、江戸時代にはとある村で土地神として崇められていたという経緯を持つという。

しかしかつて自ら殺生石に憑依し封印を選んだ過去があり、以降は隠密局の施設に長く封印されていたとされる。飲まず食わずでも妖気を生み出し続けられるという、普通の物ノ怪とは一線を画す存在だ。

そんな羅睺の強大な力を利用しようと、複数の物ノ怪が次々と忍び寄ってくる。さらに、物ノ怪の監視と排除を任務とする国の秘密組織「公儀隠密局」までもが介入し、羅睺の力を巡って様々な思惑が渦巻いていく。

この「羅睺の力」を軸にした争奪戦こそが本作全体を貫く縦糸であり、弐郎と羅睺がそれぞれの立場でどんな覚悟を示していくのかが、物語序盤からの大きな見どころになっている。


「公儀隠密局」と黒の灯火結成の背景とは?

弐郎が巻き込まれていく組織「公儀隠密局」も、あらすじを理解するうえで欠かせない要素だ。

公儀隠密局は、特務一課・特務二課・情報処理課「劇作家(オペラ)」「天体観測(メアリー)」などから構成される、物ノ怪対策の国家組織である。中でも特務一課は、隠密局の中でも人員・権力ともに最大級を誇るという設定になっている。

弐郎が関わることになるのは特務二課だ。この特務二課の課長を務めるのが司場涼介(CV:諏訪部順一)で、彼が弐郎を隠密局として運用することを上層部「頭目連」に申請し、新たに設立したのが対物ノ怪特別機動部隊「黒の灯火(ブラックトーチ)」である。

まさに作品タイトルそのものである部隊が、弐郎の入局をきっかけに動き出す構図だ。

司場を支える課長補佐は宇佐美花(CV:上田麗奈)。もともと警視庁警備部警護課で女性のSPとして重宝された経歴を持ち、「黒の灯火」のバックアップ役を担っている。

弐郎とともに黒の灯火の一員となるのが、ヒロインの鬼子母神一華(CV:千本木彩花)と、桐原零司(CV:榎木淳弥)だ。

一華は隠密の名家・鬼子母神家の一人娘で、物ノ怪と「女だとなめる男」が大嫌いという芯の強いキャラクター。5歳のころに母親を物ノ怪との戦闘で亡くしたとされていたが、実は任務中に物ノ怪の術によって石像にされていた、という重い背景を抱えている。

一方の零司は、隠密の名家・桐原家の跡継ぎ。弐郎の入局後に黒の灯火へ配属された戦闘員で、「何事も正直に」をモットーとしており、双子の兄・桐原真司の存在も物語に関わってくる。

こうして見ると、『BLACK TORCH』のあらすじは単なる「少年と物ノ怪の出会い」だけでなく、公儀隠密局という組織の内部事情や人間関係も丁寧に描き込まれていることが分かる。

個人的には、この「部隊としてのチーム編成」がしっかり描かれている点が、単発バトルもので終わらせない厚みを生んでいると感じている。

※画像はAIによるイメージ

エピソードの見せ方はアニメ版でどう変わった?

原作既読者が最も気にするのは、おそらく「原作のどこまでがアニメ化されているか」だろう。

現時点でアニメ公式からクール数(全何話構成か)についての正式な発表は確認できていない。判明次第、この記事でも追記していきたい。

ストーリー面での違いとして分かりやすいのが、アニメ第6話「Turn Up」だ。弐郎・一華・零司の3人が物ノ怪の芙蓉から与えられる「妖術対抗訓練」というエピソードが用意されている。

これは幻影空間のような結界を破って脱出するという試練で、零司と一華がそれぞれ抱えるトラウマと向き合う展開になっている。原作でもテンポよく進む戦闘描写の合間に配置されるエピソードだが、アニメ版ではキャラクターの内面描写に一段と尺が割かれている印象を受ける。

なお、天鬼(CV:森川智之)や咬牙(CV:岡本信彦)といった物ノ怪サイドのキャラクターについても、原作の設定が丁寧に踏襲されている。

咬牙は「不死身の物ノ怪の王」を目指し羅睺を狙う存在で、天鬼と弐郎の父親によって生み出された人工の物ノ怪だという設定を持つ。天鬼自身は「共食い」の能力で他の物ノ怪の力を我が物にする存在だ。

かつて羅睺に協力を求めて断られた過去が、羅睺の怒りと暴走、そして人間との共生が困難になった経緯にもつながっている。この因縁がアニメでどこまで丁寧に描かれるかは、原作ファンが特に注目しているポイントと言えそうだ。

原作とアニメを見比べる際は、「表記の違い」「キャラクター設定の補完」「エピソードの見せ方」という3つの視点で追いかけると、違いが整理しやすくなるはずだ。


原作とアニメの違い早見表

項目 原作漫画 アニメ版
主人公名の表記 我妻弍郎(Wikipedia表記) 我妻弐郎(公式サイト表記)
巻数・話数 全5巻・全19話で完結 放送話数は未発表(追記予定)
キャラ設定 本編描写が中心 誕生日・身長など公式サイトで補完
第6話相当エピソード テンポ重視の戦闘描写 トラウマ描写に一段と尺を使用

キャスト・スタッフ・放送情報まとめ

あらすじと合わせて押さえておきたいのが、キャストとスタッフ、放送・配信情報だ。

主なキャストは次の通り。

  • 我妻弐郎:鈴木崚汰
  • 羅睺:上田燿司
  • 鬼子母神一華:千本木彩花
  • 桐原零司:榎木淳弥
  • 司場涼介:諏訪部順一
  • 宇佐美花:上田麗奈
  • 天鬼:森川智之
  • 咬牙:岡本信彦
  • 我妻寿正:辻親八
  • 久澄陶子:甲斐田裕子
  • 時枝蛮十郎:大塚芳忠

スタッフは、原作がタカキツヨシ(集英社刊)、監督が馬引圭、キャラクターデザインが鈴木豪、シリーズ構成・脚本が市川十億衛門、音楽がやまだ豊。アニメーション制作は100studioが担当している。

オープニングテーマはSiMによる「FREEZE ME UP」、エンディングテーマはI Don’t Like Mondays.の「Groooovy」だ。

放送は2026年7月4日(土)よりTOKYO MX(22:00〜22:30)、サンテレビ(22:30〜23:00)、テレビ愛知(25:55〜26:25)、RKB毎日放送(26:30〜27:00)、北海道テレビ放送(26:35〜27:05)、BS11にてスタートした。

配信面では、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・アニメタイムズが2026年7月4日(土)22:00から見放題配信を開始している。DMM TV・FOD・Hulu・Prime Video・バンダイチャンネルなどでは、同年7月9日(木)22:00から順次配信が始まった。

なお、Netflixでの配信は2026年11月5日(木)からとされている。

このアニメ化自体は2025年3月に発表され、同年7月に主人公・我妻弐郎役に鈴木崚汰、相棒となる羅睺役に上田燿司がキャスティングされたことが明らかになっている。


原作既読者が気になる注目ポイントは?

放送開始前後には、キャストによるイベント登壇や告知も相次いでいた。

2026年3月28日・29日に東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2026」では、鈴木崚汰・上田燿司・千本木彩花・榎木淳弥・諏訪部順一らが登壇するスペシャルステージが実施されたことが、当時の公式発表・イベントレポートで報じられている。登壇時のトーク内容の詳細については、公式サイトやイベントレポートで随時確認してほしい。

放送直前の6月には公式サイトでノンクレジットオープニング映像が公開された。7月には公式X(旧Twitter)でのフォロー&リポストキャンペーンや、キャスト4名のサイン入り第1話台本を抽選でプレゼントする企画が実施されたと公式アカウントで告知されている。作品公式TikTokの開設についても公式SNSで告知があったが、正確な開始日は公式アカウントの投稿で改めて確認するのが確実だ。

夏アニメが一斉にスタートするタイミングでの放送となったこともあり、「第1話を見て継続視聴を決めた作品は?」といった読者アンケート企画でも名前が挙がるなど、他の夏アニメ作品と並んで注目を集める一本になっている。


考察・今後の見通し(筆者視点)

ここからは筆者としての見立てを書いておきたい。

『BLACK TORCH』の強みは、「動物と話せる忍者」×「伝説の物ノ怪」という設定のシンプルさと、そこに乗る組織ドラマの厚みのバランスにあると考える。

忍者バトルアクションという骨格自体は少年漫画で馴染み深いジャンルだ。同じ「少年×異形の存在」というバディものの枠組みで比較すると、『呪術廻戦』は「呪い」という外部の脅威を敵として設定し、主人公が既存の呪術高専という組織に加わる構図をとっている。

一方『BLACK TORCH』は、黒の灯火という部隊自体が弐郎の入局をきっかけに新設される点が異なる。主人公が既存組織に加わるのではなく、主人公の存在が新しい部隊を生み出すという順序になっているのだ。この「主人公起点で組織が動く」という設計は、既存の忍者×妖怪バディものではあまり見られない構造だと筆者は捉えている。

また、羅睺というキャラクターの掘り下げ方も興味深い。ただの強大な力を持つ存在ではなく、江戸時代に土地神として崇められた過去や、自ら殺生石に憑依して封印を選んだという経緯まで用意されている。

土地神という「守る側」の過去と、封印される「異形」という「排除される側」の立場を併せ持つ点は、単純な善悪二元論に回収されないキャラクター造形であり、感情移入のフックとして機能しやすい設計だと筆者は感じている。

一方で、原作が全5巻・全19話というコンパクトな構成である以上、アニメが1クールを超えて長期化する場合には、アニメオリジナルのエピソードや掘り下げが加わる可能性は十分に考えられる。

第4話「たりないふたり」の妖術対抗訓練のように、キャラクターの内面(トラウマ)に焦点を当てるエピソードが早い段階から用意されていることからも、単純な原作再現に留まらない見せ方の工夫がうかがえる。ただし、この判断はあくまで放送済み話数から見た筆者の推測であり、正式なクール数の発表があれば改めて検証したい。

今後の展開としては、天鬼と咬牙という2大脅威がどのタイミングで本格的にぶつかってくるかが一つの山場になるだろう。

そしてもう一つの山場は、一華の母親を巡る真相――「戦闘で死亡した」とされていた設定が実は「石像にされていた」という展開――がアニメでどう描かれるかだ。

筆者としては、この母親の真相にまつわるエピソードは、一華というキャラクターの心情面を最も揺さぶる部分だと考えている。原作の設定を踏まえると、この真相が明かされるタイミングは中盤以降の大きな山場になる可能性が高いのではないか。

Netflixでの配信が2026年11月5日からと、地上波・先行配信勢よりも遅れて設定されている点も気になるところだ。海外展開も視野に入れたスケジュール設計だとすれば、国内での評判が今後の展開や続編制作の判断材料になっていく可能性もあるだろう。


まとめ

TVアニメ『BLACK TORCH(ブラックトーチ)』は、動物と話せる忍者の高校生・我妻弐郎と、伝説の物ノ怪・羅睺の出会いから始まる忍者バトルアクションだ。

原作はタカキツヨシによる集英社の同名漫画(全5巻・全19話)で、2026年7月4日からTOKYO MXほかで放送・配信がスタートしている。

原作とアニメの違いは、主人公名の漢字表記、キャラクタープロフィールの補完情報、そしてエピソードの見せ方の3点に整理できる。

公儀隠密局や物ノ怪たちの因縁といった世界観の骨格は原作から丁寧に踏襲されており、原作既読・未読を問わず新たな発見がある作品と言えるだろう。


よくある質問

アニメ「ブラックトーチ」はいつから放送されている?

2026年7月4日(土)からTOKYO MXほかで放送がスタートしている。配信はABEMAやdアニメストアなどで同日22:00から、DMM TVなどでは同年7月9日(木)から順次開始されている。

原作漫画とアニメで一番大きな違いは何?

主人公名の漢字表記の違い(原作寄り表記「我妻弍郎」とアニメ公式表記「我妻弐郎」)と、アニメ公式サイトで追加公開された誕生日・身長などのプロフィール情報が代表的な違いだ。

原作漫画は何巻まで出ている?

原作漫画『BLACK TORCH』は全5巻・全19話で完結している。ジャンプSQ.での連載後、少年ジャンプ+に移って2018年7月に完結を迎えた作品だ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました