「Black Torch」のアニメ最新情報を知りたい方へ、まず結論から言う。
原作は集英社『ジャンプスクエア』発の忍者×物ノ怪バトル漫画で、2026年夏アニメとして2026年7月4日にTOKYO MXほかで放送開始した。
海外ではCrunchyrollが同時配信し、放送開始と同じ7月1日に英語吹替版投入も発表されている。
Black Torchアニメとは?2026年夏アニメの原作・基本情報
結論から言うと、原作者はタカキツヨシ氏で、集英社『ジャンプスクエア』発の忍者×物ノ怪アクション漫画だ。
2016年12月31日から2018年3月2日まで連載され、その後デジタルプラットフォーム『少年ジャンプ+』に移籍。2018年4月11日から7月11日まで全4話が掲載されている。
単行本は全19話が5巻にまとめられ、2017年4月4日から2018年8月3日にかけて刊行された。
北米では、Viz Mediaが2017年7月にライセンス取得を発表。英語版コミックスは2018年8月から2019年8月にかけて全5巻がリリースされている。
ジャンルはアクション・SF・超自然と幅広い。
忍者の末裔として育った高校生・我妻弐郎が、動物と話せる特殊な能力を持ちながらも、瀕死の黒猫「羅睺(ラゴ)」と出会い一体化することで、人間社会の裏側で蠢く「物ノ怪」との戦いに巻き込まれていく――という物語だ。
なお2019年には、全米図書館協会系のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)が選ぶ「ティーン向けグラフィックノベルTop10」に本作がランクインしている。
北米でも一定の評価を得ていた原作であることは、押さえておきたいポイントだ。
初見の読者向けに補足すると、作中の「物ノ怪」は人間社会の裏側に潜む脅威として描かれ、それを監視・排除する国の秘密組織が「公儀隠密局」(英語版では「Bureau of Espionage」表記)である。
弐郎はこの局に身柄を確保されることで、物語の本筋である「羅睺の力を巡る争い」に巻き込まれていく構図になっている。
アニメ化発表から放送開始まで、いつ何があった?
アニメ化そのものが正式にアナウンスされたのは2025年3月、アメリカ・シアトルで開催された「エメラルドシティ・コミコン」の場だった。
発表元はViz Mediaで、同社が北米での配信・展開を担うことも同時に明かされている。
アニメーション制作は100studio、監督は馬引圭氏、シリーズ構成・脚本は市川十億衛門氏、キャラクターデザインは鈴木豪氏、音楽はやまだ豊氏が担当することも公式サイトで公開された。
そこから約1年をかけて情報が段階的に解禁されていく。
2026年3月19日にはCrunchyrollでの配信が決定。3月28日には追加キャストと7月4日の放送開始日が発表された。
その後、5月15日に追加キャスト・スタッフが公開され、5月31日にはアメリカのアニメイベント「アニメエキスポ」で世界初上映(ワールドプレミア)が実施されている。
6月に入ると主題歌情報が解禁。6月17日にはCrunchyrollが2026年夏アニメシーズン全体のラインナップを発表し、6月21日にはCrunchyroll Indiaでの配信も決定した。
そして7月4日、TOKYO MXをはじめとする複数局でついに放送がスタートした。
放送局・配信プラットフォームまとめ(海外配信も)
「Black Torch」は日本国内で以下のテレビ局にて放送されている。
- TOKYO MX:毎週土曜22:00〜22:30
- サンテレビ:毎週土曜22:30〜23:00
- テレビ愛知:毎週土曜25:55〜26:25
- RKB毎日放送:毎週土曜26:30〜27:00
- 北海道テレビ放送:毎週土曜26:35〜27:05
- BS11:毎週土曜22:30〜23:00
配信は7月4日から見放題配信がスタートし、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、アニメタイムズで毎週土曜22時から視聴可能だ。
さらに7月9日からはDMM TV、FOD、Hulu、Prime Video、TELASA、バンダイチャンネルなどでも配信が始まっている。
なお、Netflixでの配信開始は少し遅れて2026年11月5日に全話一挙配信と案内されている点は、覚えておきたい。
海外に目を向けると、Crunchyrollが本作を配信している。
南アジア・東南アジア地域についてはMuse Communicationがライセンスを取得。実際にMuse Indiaが7月10日、Crunchyroll Indiaが6月21日にそれぞれ配信ラインナップとして本作を発表している。
加えて7月17日には、Crunchyroll上で「Black Torch」を含む複数作品のヒンディー語吹替配信もスタートしたと報じられた。
放送開始からわずか数週間のうちに、日本・北米・南アジアという複数地域での展開が同時並行で進んだことになる。これは単なる偶然ではなく、後述するように配給側の戦略的な座組みだと筆者は見ている。
キャスト・スタッフ、そして同日英語吹替の発表
日本語版のキャストは、我妻弐郎役に鈴木崚汰、羅睺役に上田燿司、鬼子母神一華役に千本木彩花、桐原零司役に榎木淳弥、宇佐美花役に上田麗奈、司場涼介役に諏訪部順一、咬牙役に岡本信彦、天鬼役に森川智之、我妻寿正役に辻親八、久澄陶子役に甲斐田裕子、時枝蛮十郎役に大塚芳忠という布陣だ。
そして7月1日、放送開始を目前に控えたタイミングで「同日英語吹替」の実施と英語版キャストが発表された。
我妻弐郎役はA.J.ベックルズ、羅睺役はキース・シルヴァースタインが担当し、ADR(吹替収録)ディレクターはカースティ・シモーン氏が務めている。
これにより海外のファンも、日本と同じタイミングに近い形で英語吹替版を楽しめる体制が整った。
主題歌とプロモーション展開
オープニングテーマは、ロックバンド・SiMが歌う新曲「Freeze Me Up」。作詞はSiMのMAH氏、編曲はSiMおよびJon Lundin氏が手がけている。
エンディングテーマは「I Don’t Like Mondays.」による「Groooovy」で、6月5日に映像付きで公開された。
6月26日には歌詞・キャストクレジットを排した「ノンクレジットオープニング映像」も公式サイト上で公開されている。
宣伝面では、7月3日から公式Xでフォロー&リポストキャンペーンが実施され、キャスト4名のサイン入り第1話台本が抽選でプレゼントされる企画も動いた。
さらに7月17日には作品公式TikTokアカウントが始動するなど、SNSを軸にした継続的なプロモーションが続いている。
第1話〜第4話のあらすじ・放送日一覧
放送話数は全6話とされている。これまでに判明しているエピソードは以下の通りだ。
- 第1話「The Future Is in Our Hands(未来は俺等の手の中)」:7月4日放送
- 第2話「The Choice Is Yours」:7月11日放送
- 第3話「WHAT’S MY NAME?」:7月18日放送
- 第4話「たりないふたり」:7月25日放送
第1話では、弐郎が不良たちに絡まれていた野良猫を助ける場面から始まり、瀕死の羅睺と出会い一体化。その後、公儀隠密局に身柄を確保されるまでが描かれた。
第2話では、局のリーダーである司場涼介が組織の成り立ちと任務を説明し、弐郎が祖父・我妻寿正と対峙する展開が明かされている。
第3話では、保護対象となった弐郎が鬼子母神一華の護衛のもと隠密局へ向かう道中、護送中に物ノ怪の襲撃を受ける。ここで弐郎と羅睺の連携がようやく本格的に動き出す構図になっている。
第4話では、隠密局の新メンバー・桐原零司との決闘が描かれる。提案者の司場は、弐郎が隠密局にとってどれほど重要な存在になるかを見極める適性検査を目論んでおり、零司の洗練された剣技を前に弐郎は圧倒されつつも立ち向かう内容だ。
こうして並べてみると、序盤4話は「羅睺との同化」から「隠密局への編入」「連携の未熟さの露呈」までを丁寧に描く構成になっていることが分かる。
派手なバトル回というより、弐郎という主人公の「戦う覚悟」を積み上げていく段階だと筆者は捉えている。
考察:なぜ今、このタイミングでの海外同時展開が重要なのか
ここからは筆者としての見解になる。
今回の「Black Torch」の動き方には、近年の少年ジャンプ系アニメが辿ってきた「グローバル同時展開」の型が色濃く出ていると感じる。
まず注目すべきは、アニメ化発表の場が国内のイベントではなく、アメリカの「エメラルドシティ・コミコン」だったという事実だ。
これは、原作漫画が北米で先行してViz Mediaから展開され、2019年にYALSAの「ティーン向けグラフィックノベルTop10」に選出されるなど、すでに海外での土台があったことと無関係ではないだろう。
つまり本作は「日米双方でファンベースを持つIP」として、アニメ化がスタートしたやや珍しいケースだと個人的には考えている。
ここで、なぜ「同日ローンチ」がここまで重視されるようになったのか、規模感の話をしておきたい。
近年の少年ジャンプ系IPは、字幕待ちのタイムラグをなくす座組みを標準装備にしつつある。
例えば『呪術廻戦』はシリーズ累計発行部数が1億5000万部を突破し、劇場版『呪術廻戦0』は全世界興収265億円という規模に達している。
『チェンソーマン』も、2026年1月時点でシリーズ累計発行部数3500万部を超え、劇場版は最終的に興収20億円を突破するヒットとなった。
これほどの世界的な読者基盤・観客基盤を抱える作品だからこそ、配給側は「日本での放送と海外ファンの熱量にズレを作らない」ことに投資する価値があると判断してきたのだと筆者は考える。
「Black Torch」は、この2作ほどの発行部数規模ではない。
だからこそ、同日英語吹替やCrunchyroll India、ヒンディー語吹替配信までを初動でまとめて仕掛けてきたことは、むしろ「まだ知名度が固まっていない段階から、海外ファンベースを一気に育てにいく」戦略的な賭けだと筆者は見ている。
北米で先に評価を得ていた原作の強みを、アニメ化のタイミングで最大限に使い切ろうとしている、と言い換えてもいい。
一方で、公式サイトの更新情報を見る限り、国内向けの施策(Xキャンペーン、TikTok開設など)は放送開始後もこまめに続いている。
SNS経由での話題化を長く維持しようとする意図がうかがえる。
忍者×物ノ怪という和風ダークファンタジー的な題材は、ビジュアル的にも海外映えしやすいジャンルだ。
SiMによる主題歌のロックテイストも含めて、国内外どちらの視聴者層にも刺さる設計になっていると筆者は見ている。
今後の見通しについても、私見として具体的に踏み込んでおきたい。
原作は全19話・単行本5巻というコンパクトな作品で、アニメは全6話構成だ。
第4話時点でようやく隠密局内での立ち位置が固まりつつある段階であることを踏まえると、アニメ版がカバーするのはおそらく原作序盤の1〜2巻分、弐郎と羅睺の「共闘関係の確立」までに留まる可能性が高いと筆者は予想している。
つまり本作は、物語をきっちり完結させる作りというより、まずは弐郎と羅睺というコンビの魅力を海外含めた新規層に届けるための「導入編」として設計されているのではないか、というのが筆者の見立てだ。
海外での反応が良好であれば、Netflixでの配信開始が11月に控えていることもあり、年末にかけてさらに認知が広がり、続編に向けた動きが出てくる可能性は十分にあると考えられる。
まとめ
「Black Torch」アニメは、タカキツヨシ原作の忍者×物ノ怪バトル漫画を100studioが制作し、2026年夏アニメとして7月4日にTOKYO MXほかで放送開始した作品だ。
Crunchyrollでの世界配信、7月1日発表の同日英語吹替、Muse Communicationによるアジア圏ライセンス、Crunchyroll Indiaでの展開など、国内外を横断したニュースが放送前後に集中的に発信されてきた。
主題歌はSiMの「Freeze Me Up」とI Don’t Like Mondays.の「Groooovy」で、公式SNSやTikTokを通じたプロモーションも継続中だ。
全6話というコンパクトな構成の中で、物語がどこまで描かれるか。今後の展開情報も、公式サイトや配信プラットフォームでの続報をチェックしていきたい。
よくある質問
Black Torchアニメはどこで見られますか?
国内はTOKYO MX、サンテレビ、テレビ愛知など複数局に加え、ABEMA・dアニメストア・U-NEXTなどで配信されている。海外ではCrunchyrollが配信を担当している。
英語吹替はいつから見られますか?
2026年7月1日に同日英語吹替の実施が発表されており、我妻弐郎役はA.J.ベックルズ、羅睺役はキース・シルヴァースタインが担当している。
アニメは原作のどこまで描かれますか?
公式には未発表だが、全6話という話数と序盤のあらすじの進み方から判断すると、原作序盤の弐郎と羅睺の連携確立あたりまでが描かれる可能性が高いと考えられる(筆者の推測)。



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