アニメ『ブラックトーチ』制作会社はどこ?作画のクオリティも解説

夜の街を背景に、忍装束の少年と黒猫の物ノ怪が並び立つブラックトーチのキービジュアル風シーン バトル

結論、TVアニメ『BLACK TORCH(ブラックトーチ)』の制作会社は、株式会社HIKEが運営するデジタルアニメーションスタジオ「100studio(ワンダブルオースタジオ)」だ。

「ブラックトーチ 制作会社」「ブラックトーチ 作画」で検索してきた方の疑問には、この一行でほぼ答えが出てしまう。

けれど、それだけで終わらせてはもったいない作品だと私は思っている。

この記事では、制作を担う100studioがどんなスタジオなのか、監督やスタッフの布陣、そして肝心の「作画のクオリティ」が実際どう評価されているのかを、公開情報と視聴者の声の両方から丁寧に読み解いていく。

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ブラックトーチの制作会社はどこ?100studioとHIKEの関係を整理

まず基本情報から押さえておこう。

『BLACK TORCH』のアニメーション制作を担当しているのは「100studio」。読み方は「ワンダブルオースタジオ」で、スタジオ代表は堀口広太郎氏が務めている。

そしてこの100studioを運営しているのが、東京都新宿区西新宿に本社を構える株式会社HIKE(代表取締役:三上政高)だ。

HIKEは2018年3月14日に設立された会社で、アニメーションだけでなくライブエンタテインメントやマーチャンダイジング、ゲーム開発、コンテンツマーケティングまで幅広く手がけるエンターテインメントカンパニーである。

つまり「100studio=制作の現場」「HIKE=それを運営する会社」という二層構造になっている。

ここを混同して覚えている読者も多いようだが、正確には「HIKE傘下のデジタルアニメーションスタジオ100studioが、ブラックトーチのアニメーション制作を担当」というのが一番正しい言い方になる。

100studioは2021年5月に発足した比較的新しいスタジオで、コンセプトは「アニメーションを通じて人の心を豊かにする」こと。

拠点は東京・西荻窪の100studio Tokyoを中心に、大阪、台北、ソウルの4拠点体制を敷いているのも特徴だ。

この多拠点体制が、後述する作画のクオリティにも深く関わってくる。


原作・監督・キャストはどんな布陣?

原作は、集英社「ジャンプSQ.」および「少年ジャンプ+」で2017年から2018年にかけて連載されたタカキツヨシ氏の同名漫画(全5巻・全19話)だ。

忍者の末裔である高校生・我妻弐郎が、伝説の物ノ怪・羅睺(ラゴウ)と出会い、物ノ怪の監視と排除を行う秘密組織「公儀隠密局」の対物ノ怪特別機動部隊《黒の灯火(ブラックトーチ)》に関わっていく「忍バトル」である。

物語序盤で弐郎は羅睺を助けようとして一度命を落とすが、羅睺と融合したことで一命を取り留め、その融合を解くために黒の灯火へ所属することになる。

アニメ化は2025年3月9日に発表され、100studio所属の馬引圭氏が監督を務めることも同時に公表された。

シリーズ構成・脚本は市川十億衛門氏、キャラクターデザインは鈴木豪氏、音楽はやまだ豊氏が担当している。

※画像はAIによるイメージ

キャストは主人公・我妻弐郎役に鈴木崚汰さん、相棒の羅睺役に上田燿司さんという座組みで、2025年7月のロサンゼルス「Anime Expo 2025」のステージで発表された。

ヒロインの鬼子母神一華役は千本木彩花さん、桐原零司役は榎木淳弥さんが務める。

その後2025年5月15日には追加キャストとして辻親八さん(我妻寿正役)、甲斐田裕子さん(久澄陶子役)、大塚芳忠さん(時枝蛮十郎役)の参加も発表されている。

天鬼役には森川智之さん、咬牙役には岡本信彦さんとベテラン勢が脇を固める布陣だ。

放送は2026年7月4日からTOKYO MX、サンテレビ、テレビ愛知、RKB毎日放送、北海道テレビ放送、BS11で毎週土曜にスタートしている。

ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、アニメタイムズなどで地上波同時配信も行われている。

オープニングテーマはSiMの「FREEZE ME UP」、エンディングテーマはI Don’t Like Mondays.の「Groooovy」が担当している。


100studioはどんな実績を持つ制作会社なのか

「100studio」という名前を初めて聞いたという読者も少なくないはずだ。

設立からまだ日が浅いスタジオだが、その実績を見ると着実にラインナップを広げてきていることが分かる。

  • 2024年6月公開:劇場オリジナルアニメーション『数分間のエールを』(Hurray!×100studio)
  • 2024年7月放送:TVアニメ『この世界は不完全すぎる』(100studio×studioぱれっと)
  • 2025年4月放送:TVアニメ『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』
  • 2025年11月8日配信:Prime Videoアニメ『藤本タツキ17-26』(うち「人魚ラプソディ」「予言のナユタ」を100studioが担当)
  • 2026年7月放送:TVアニメ『BLACK TORCH』
  • 2026年10月放送:TVアニメ『朱色の仮面』

こうして並べてみると、劇場作品からオムニバス配信アニメ、そして今回のような週間連続放送のバトルアクションまで、フォーマットを問わず手がけていることが分かる。

特に『藤本タツキ17-26』のような話題作の一部を任されている点は、業界内での信頼度の高さを示しているように思う。

なお、『中禅寺先生物怪講義録』も『BLACK TORCH』も“物ノ怪”という題材を扱っている点は共通している。

同スタジオが妖怪・怪異ものの作画演出に一定のノウハウを蓄積しつつあることも、この並びから見えてくる。

『BLACK TORCH』と同じく2026年に放送予定の『朱色の仮面』も100studio制作であることから、同スタジオが2026年をひとつの勝負の年と位置づけているのは間違いなさそうだ。


ブラックトーチの作画クオリティは?各話スタッフと視聴者の声から読み解く

ここが今回、私が一番丁寧に見ていきたいポイントだ。

「ブラックトーチ 作画」で検索する方が知りたいのは、単なる「制作会社名」ではなく「実際の映像のクオリティはどうなのか」という部分だと思う。

結論から言うと、放送を追っている視聴者の間では「作画そのものはきれい」という声が目立つ一方、ストーリー展開への評価は分かれている、というのが現時点での実像に近い。

映画・アニメのレビューサイト「Filmarks」では、放送開始からの累計レビュー数が149件、平均スコアは5点満点中およそ3.3点となっている(Filmarks調べ、2026年8月時点。件数・スコアは今後の放送進行により変動する可能性がある点はご留意いただきたい)。

レビューの中には「作画が綺麗」「作画も演技も良いと思う」といった感想が寄せられている。

一方で「話があまり面白くない」「既視感がある」といった、物語の展開そのものに対する厳しい声も少なくない。

つまり視聴者の反応を整理すると、映像面の完成度への不満はほとんど見られず、評価が割れているのはあくまでストーリー・キャラクター描写のほう、という構図が浮かび上がってくる。

これは「作画のクオリティ」という一点に絞れば、むしろ好意的に受け止められていると読んでよさそうだ。

この視聴者評価の背景を、各話の放送本編・配信版に記載されているエンドクレジット表記から読み解いていくと、興味深い傾向が見えてくる。

第2話「The Choice Is Yours」の絵コンテにはSoungcheol Ko氏、原画にByunggil Yang氏、Sangjin Park氏、Myeongha Kim氏ら韓国人スタッフの名前が多数並んでいる(各話エンドクレジット表記より)。

第3話「WHAT’S MY NAME?」でも王易氏、肖俊光氏、銭進一氏、武嘉伦氏、徐学文氏といった中国人アニメーターがクレジットされている。

第5話「Young Gunz」に至っては、TYUTYU氏、奥山潔氏、松井万由子氏らに加え、岸俊輔氏、森かやの氏、牛島希氏、さらにDouble Animate Studioなど、日本・韓国・中国の名前がかなりの数で入り混じった構成になっている。

これは現在のテレビアニメ制作全体に共通する傾向だが、『BLACK TORCH』の場合はそれが特に色濃く出ている印象を受ける。

100studioが台北・ソウルに海外拠点を持っていることを踏まえると、これは偶然ではなく、スタジオの多拠点体制そのものが作画班の構成に直結していると見るのが自然だろう。

各話には作画監督・総作画監督のポジションも用意されており、山本真夕子氏、保村成氏、吉田雄一氏、吉澤実布由氏といった名前が複数話にわたって共通して登場する(各話エンドクレジット表記より)。

彼らが各話ごとに集まる海外スタッフの絵柄・作画のばらつきを整え、キャラクターデザインを担当した鈴木豪氏のテイストから大きく外れないよう「品質の関所」の役割を果たしていると考えられる。

Filmarksで「作画が綺麗」という声が一定数集まっている背景には、この作画監督陣による調整作業が機能していることがあると筆者としては見ている。


世間の反応・注目ポイントはどこにある?

放送開始後、『BLACK TORCH』は各話ごとにあらすじと先行カットが公開されるスタイルで話題を継続させている。

2026年8月7日には第6話「Turn Up」のあらすじと先行カットが公開され、物ノ怪・芙蓉から与えられる「妖術対抗訓練」というエピソードが描かれることも明かされた。

なおテレビ愛知では第6話の放送時間が変更される告知もあったが、これは編成上の事情によるもので、作品の内容や作画体制そのものに関わる情報ではない。

配信面では、2026年11月5日からNetflixとバンダイチャンネルでの配信も予定されており、地上波・同時配信勢だけでなく、後追いで視聴を始める層への導線もしっかり用意されている。

なお海外の視聴者コミュニティでも反応があり、ヒロイン・一華の戦闘シーンの作画やファンサービス的な演出に言及する声が見られる。

逆にストーリーがテンプレート的だと感じる声も見られる。

これは国内のFilmarksでの傾向とも重なっており、「映像は悪くないが、物語の新規性で好みが分かれる」という受け止められ方が国内外である程度共通していると言えそうだ。


考察:制作会社と作画体制から見えてくること

ここからは筆者としての見立てになるが、『BLACK TORCH』の制作体制を見ていて感じるのは、100studioというスタジオが「実力のある中堅スタジオ」から「複数の話題作を同時並行で任される制作会社」へと、確実にステップアップしている最中だということだ。

2021年発足という若さでありながら、劇場作品、オムニバス配信、連続TVアニメという三種類のフォーマットをすでに経験している点は、決して小さなスタジオの実績ではない。

個人的には、この経験の幅の広さが『BLACK TORCH』のような週刊連続放送のバトルアニメを、映像面において大きな崩れなく走らせる土台になっていると考えている。

実際にFilmarksのレビューで「作画が綺麗」という声が目立ち、作画そのものへの不満がほとんど見当たらない点は、その裏付けのひとつと言えるだろう。

ここで少し視野を広げてみたい。

現在放送されている連続TVアニメの多くは、韓国・中国のスタジオへ動画・仕上げ、あるいは原画の一部を外注する体制がもはや珍しくなくなっている。

多くの中堅制作会社は、必要に応じてそのつど海外パートナーを探し、話数ごとに体制を組み直す「外注型」で対応しているケースが目立つ印象がある。

これに対して100studioは、台北・ソウルに自社拠点を常設している点が構造的に異なる。

つまり「その都度外部に頼む」のではなく「最初から社内に海外拠点を組み込んでいる」という点で、同規模の他スタジオと比べても一歩踏み込んだ体制だと筆者は見ている。

これは短期的なコスト対策というより、中長期でスタジオ自体の制作キャパシティを底上げしていくための投資に近いのではないか、というのが個人的な受け止めだ。

もちろん、多国籍の作画班をまとめるということは、作画監督・総作画監督の負担が増すということでもある。

各話で作画監督のクレジットにベテランの名前が繰り返し登場しているのは、スタジオ側がその点を十分に理解し、品質担保の仕組みをきちんと組んでいることの表れだと感じた。

一方でレビューの中に多い「ストーリーに既視感がある」「BLEACHやチェンソーマンを思わせる」という指摘については、筆者としても一定うなずける部分がある。

忍者×バトル×相棒モンスターという設定自体は決して目新しいものではなく、脚本・演出側がここからどうオリジナリティを積み上げていくかは、今後の話数で問われる課題だと考えている。

ただし、その既視感を補って余りあるほど映像面が安定しているのは事実で、少なくとも「作画が原因で離脱する」というタイプの失速は起きにくい体制になっているように思う。

今後の見通しとしては、2026年10月に控える『朱色の仮面』の出来栄えも含めて、100studioというスタジオの「制作力」が業界内でどう評価されていくかが注目される。

『BLACK TORCH』が最終話まで安定した作画クオリティを維持できるかどうかは、そのままスタジオ自体の評価にも直結してくるはずだ。


まとめ

『BLACK TORCH』の制作会社は、株式会社HIKEが運営するデジタルアニメーションスタジオ「100studio(ワンダブルオースタジオ)」であり、スタジオ代表は堀口広太郎氏、監督は同スタジオ所属の馬引圭氏が務めている。

原作はタカキツヨシ氏の同名漫画(集英社)、キャラクターデザインは鈴木豪氏、放送は2026年7月4日よりTOKYO MXほかでスタートした。

作画面では、東京・大阪に加えて台北・ソウルの拠点を持つ100studioらしく、各話に韓国・中国のアニメーターが多数参加する国際色豊かな制作体制が敷かれている。

それを作画監督陣がまとめ上げる構図になっている点も、Filmarksのレビューが比較的好意的である一因と言えそうだ。

視聴者のレビューを見ても、映像そのものへの評価は比較的好意的で、賛否が分かれているのはむしろストーリー展開のほうだった。

劇場作品からTVシリーズまで幅広い実績を積んできたスタジオだからこそ実現できている布陣だと言えるだろう。


よくある質問

ブラックトーチの制作会社はどこですか?

株式会社HIKEが運営するデジタルアニメーションスタジオ「100studio(ワンダブルオースタジオ)」が制作を担当している。

ブラックトーチの作画の評判はどうですか?

Filmarksのレビュー(累計149件・平均約3.3点、2026年8月時点)では「作画が綺麗」「作画も演技も良い」という声が目立ち、映像面への不満は比較的少ない。評価が分かれているのは主にストーリー展開に対してである。

100studioは他にどんな作品を手がけていますか?

劇場アニメ『数分間のエールを』、TVアニメ『この世界は不完全すぎる』『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』、配信アニメ『藤本タツキ17-26』の一部エピソード、そして2026年10月放送予定の『朱色の仮面』などを手がけている。

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